肺炎
(1)肺炎双球菌性肺炎
- 軽い上気道感染に引き続いて発症します。
- 乳児では数日後に高熱、せき、呼吸困難が見られ、下痢や嘔吐、けいれんなど、全身状態が悪くなります。
- 学童以上になると、熱、せき、寒気、胸痛などを訴えます。
- エックス線写真では、肺門部から気管支に沿って強い影が現れることがあります。
(2)ぶどう球菌性肺炎
- 肺炎の原因菌としてぶどう球菌があります。
- かぜの症状に引き続き、高熱、チアノーゼ(口の周りや指先が青くなる)、呼吸困難と症状が急速に進行、悪化します。
- 最も特徴的なことはぶどう球菌性肺炎は容易に膿瘍や膿胸に移行することです。
(3)マイコプラズマ肺炎
- マイコプラズマの感染によって起こります。
- 4〜5歳から学童に多く、家族内感染や学校内の流行も経験されています。
- 症状としては発熱とせきはほとんどすべての子供に認められます。
- 呼吸困難はあってもごく軽い症状です。
- 症状が比較的軽いにもかかわらず、エックス線写真では広範囲にかげがみられます。
- 確実な診断は、患者の咽頭より肺炎マイコプラズマを分離することです。
- また、患者の血清を使って調べる寒冷凝集反応も参考になります。
- マイコプラズマ肺炎には、エリスロマイシンやトラサイクリンなどの抗生物質が効くこともあります。
- 安静にすることは勿論、鎮咳剤、解熱剤なども必要です。
(4)ウィルス性肺炎
- いろいろなウィルスによって発病します。
- 症状はマイコプラズマ肺炎と似ています。
- 特別な治療はありませんが、混合感染が予想されるので抗生物質を使います。
- また、乳幼児では脱水や下痢などに注意します。
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