小児の肥満
(1)肥満の判定基準
- 乳児の肥満を判定する場合には、カウプ指数(身長を2乗した値で体重を割り、これを10倍にした値)を用います。
- この指数22以上を肥満とします。
- 幼児や学童では肥満度(実測体重から理想体重を引いた値を理想体重で割りそれを100倍したもの)によって判定します。
- 20以上が肥満です。
(2)症候性肥満
- 原因となる病気があって肥満をきたしているものを症候性肥満といいます。
(3)単純性肥満
- もともと肥満の素質のあるものが過食、運動不足のときに太るのが単純性肥満です。
- 小児肥満の大部分がこれです。
- また、心理的に問題のあることもよくあります。
(4)肥満にともなう症状と問題点
- 太っていると高血圧になったり、呼吸が苦しくなったり、心不全をおこすこともあります。
- 糖尿病をおこしてくることもあります。
- 肝臓に脂肪がたまり、肝機能障害をおこすこともあります。
- 小児肥満症が成人まで続くと、成人としての高血圧、糖尿病、心臓病などになる頻度が、成人してから肥満症になった人よりも多くなります。
(5)食事療法
- 乳児期の肥満の多くは、放置しておいても7〜10ヶ月ごろになると自然に食欲も減り、1歳を過ぎたころには正常に近づきます。
- 幼児、学童の場合は1日の摂取熱量を1000〜1200カロリーくらいにおさえます。
- 主として耐水過物を制限します。
- 味付けは薄めにして、塩分の多い食品を避けたほうが炭水化物の摂取量を抑えやすくなります。
- 野菜、果物、スープなどを食前に与えて満腹感を補うようにします。
(6)運動療法
(7)体操療法
(8)薬物療法
- 原則として行わないほうが良いでしょう。
- やむをえないときでも、医師の指示でおこないます。
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