小児糖尿病
(1)特徴
- 小児糖尿病の特徴は、急激に病状が進行して酸血症や昏睡に陥りやすいこと、体重減少をみること、インシュリン療法を必要とするなど、成人型と違う点がたくさんあります。
- 最近は肥満型(成人型)糖尿病も小児にみられるようになってきました。
(2)症状
- 多飲、多尿、体重減少で気づきます。
- 脱水、酸血症、昏睡に至ることもよくあります。
- 尿糖を認め血糖が高ければ、まず糖尿病と考えてよいでしょう。
(3)治療と療養
- 治療は、はじめは入院して行ないます。
- インシュリンの皮下注射を毎日行い、良いコントロールを得るための維持量を定めます。
- インシュリン注射は家庭でも続けられるようにします。
- 尿糖の検査は家庭でも1日に2〜4回は調べるようにします。
- 食事療法は成人糖尿病のように厳格には行ないませんが、主として炭水化物(糖質)を全カロリーの50パーセントくらいに抑え、1日の摂取カロリーは年齢相当の必要量を与えます。
- 入院中は勿論、家庭でもこの原則は守るように医師の指導を受けます。
- 糖尿病のコントロールは、子供が身体的のみならず心理的にも正常に近い成長、発育をみるように心がける必要があり、できるだけ健康児と変わらないような日常生活ができるよう努力しなければなりません。
(4)予後
- コントロールの良否に左右されます。
- インシュリン注射量が少なすぎると病状は進み、多すぎると低血糖を起こして危険です。
- 患児には、インシュリンの効きすぎによる低血糖発作(意識を失います)や、糖尿病悪化による昏睡などの万一の場合に備えて、住所、氏名、病名、病院名などを書いたカードを所持させるようにします。
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